竹を生物学的に分類すると…
街中に住んでいると、竹が生えているところなんて間近で見ることもないですし、竹が木か草か…なんて考えたこともないかもしれません。
竹は分類的には
イネ目イネ科タケ亜科に属する常緑性の多年生植物です。
分類学的には、タケはイネ、つまりお米の仲間なんです。
意外ですよね。
木材のような強度
竹は昔から家屋の土壁や床材などにも用いられてきました。竹材は、全ての組織が軸方向に平行に並んでおり、繊維方向に強度があります。表皮に近づくにつれて繊維の密度が高く、しなやかで折れにくく、木材とほぼ同じ成分で構成されています。
凄まじい成長力
竹は種子ではなく、地下茎を広げて生育域を拡大していくため、暗い場所でもぐんぐん成長します。
その成長力は凄まじく、2~3ヶ月ほどで、10~20m、ピーク時ではたった1日で1m以上成長することもあるとか。
ここまで早く成長することは樹木にはできません。
樹木か?草か?
学説的にも分かれているようですが、竹は樹木の特徴も草の特徴もある「竹笹類」という特殊な分類になるそうです。
木材のように硬いかと思えば、中は空洞で、伸びる時は1日に1m以上も伸びる…
やっぱり竹は、不思議で神秘的な植物です。